ストーリー

創り手

Vol.05 / 足立和俊さんに聞く、マイクロブルワリーの魅力

足立和俊(宮崎フェニックスブルーイング代表)× 藤戸淳平(株式会社Story Agent副代表)

-ブルワリー開業のために宮崎へIターン

藤戸:現在、宮崎県宮崎市で醸造所併設のブルーパブ「宮崎フェニックスブルーイング」を運営されているということで、ブルワリーの紹介をお願いします!

足立:2018年にOPENした宮崎フェニックスブルーイングでは、主にクラフトビールとハードサイダーを提供しています。ブルワリーの名前にもなっているフェニックスとは、宮崎県で制定されたアフリカ原産の県の木の名前で、ローカルに根差したブルワリーを目指すという意味を込め、宮崎フェニックスブルーイングと名付けました。

藤戸:愛知県から宮崎県に移住されたとのことですが、移住の経緯を教えてください。足立:長野県で大学を卒業した後は、愛知県でメーカーの営業や大学の教職員をしていました。愛知県には大手企業が多いため、ある程度の安定した生活と年収も手にしやすいのですが、わたし自身にはその生活が合わず、九州へブルワリーを立ち上げるために移住しました。

-ミクロであることの’ミリョク’

藤戸:ブルワリーを起業しようと思ったのはなぜですか?

足立:名古屋市内のパブでたまたま飲んだクラフトビールがとても美味しくて、ビールを飲みながら、楽しい会話や新たな出逢いが生まれるブルーパブという場づくりに興味を持つようになりました。
その後、日本各地のブルワリーを巡りながら、クラフトビール醸造に必要な知識を身につけ、ブルワリー開業に向け少しづつ準備を進めてきました。

藤戸:ブルワリー開業にあたり、日本国内、アメリカのブルワリーを視察して違いなどありましたか?

足立:クラフトビールへの考え方が違いました。ブルワリーの数だけコンセプトがあり、味わいもあり、お互いをリスペクトしてビールを楽しんでいるのがアメリカの印象です。
日本はどこか、採点しているようにビールを飲み、どこかのビールと比べて加点したり減点したり…。
そうではなくて、ブルワリーのコンセプトや地域色、特性も含めて味わうことがビールを楽しむということだと思います。

藤戸:ブルワリー開業にあたりなぜ九州を選んだのですか?

足立:はじめは愛知県と長野県で考えていました。
しかし、愛知県は固定費が高く、長野県はすでに松本ブルワリーをはじめ、クラフトビール市場が盛んだったため断念しました。
そこで西日本、九州に目を向けたとき、まだまだブルワリーの数も少なく、焼酎文化の九州地方でクラフトビール文化をつくっていけたら面白いと思い宮崎県に決めました。

藤戸:クラフトビールづくり、場づくりで大切にしてることなどありますか?

足立:自分が飲みたいと思うクラフトビールづくりを心がけています。同じレシピでも仕込みごとに味を変えてマイクロブルワリーの面白さを出しています。

-アジアから宮崎へ

藤戸:宮崎フェニックスブルーイングのビール紹介をお願いします!

足立:定番で約5種類出していて限定ビールもつくっています。
「ジョニーポーター(写真右)」は喫茶店のアイスコーヒーを彷彿とさせる、酸味と苦みのバランスがよい黒系ビールです。お肉料理にもよく合います。

「フェニックスIPA(写真左)」は芳醇な柑橘系アロマのシトラホップやフルーツ、ハーブなどの様々な香りを感じるモザイクホップ、アロマホップの代表といえるカスケードホップを使用したアメリカンIPAです。

宮崎フェニックスブルーイングの看板商品がこの「グリーンズペールエール(写真中央)」です。何度飲んでも飽きのこないペールエールを目指して仕込んでいます。

藤戸:どれも美味しそうですね!宮崎フェニックスブルーイングの今後の展望を聞かせてください!

足立:アジア中から宮崎県に集まってくるようなファミリーフレンドリーなブルワリーをビールと一緒につくっていくことが目標です!

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